そうだ!、外部機器を使って、VoiceMeeter(ソフトウェアミキサー)を操作してみよう。
ユーザインタフェースは物理的なものの方がラクちんという好み。
VoiceMeeterというソフトウェアミキサーは、PCオーディオ素人には使いこなせないマニアックな機能がたくさんあるというか、現場の声が反映されているというか。 ジョイスティックやUSB接続のMIDI機器から操作可能なのです。
USB接続のMIDIデバイスです。5000~6000円ぐらいで入手できます。
Bluetooth接続のちっちゃなJoy Stick。2000~3000円ぐらいで入手できます。
任天堂 Switchなどが主用途ですが、Windows/Android/iOSでも利用可能です。PC、Mac、iPadでお絵描きソフトを使う方には、左手デバイスとして少し注目されてるようです。
これを使う場合、Bluetoothが搭載されていないデスクトップPCでは、USB接続のBluetoothアダプタが必要です。
USB接続のMIDIデバイスです。5000~6000円ぐらいで入手できます。
起動後、ファームウェアバージョン等が確認できる。
もし、1.03未満の場合は、Updaterでアップデートする。
デバイス選択後、下図に従って、設定する。
なお、Strip #1~#3、Virtual Strip #4~#5、BUS A1~A3、BUS B1~B2は、画面上の下記の箇所と対応する。
例えば、nanoKONTROL2の左から5列目の「R」ボタン押下で、Virtual INPUT AUXの出力「B1」ボタン押下とする場合、後述の【Macro Buttonの設定方法】に従って、下記のように設定します。
① | Button Name | ボタンのタイトル | ボタンの1行目に表示 |
② | Button Sub Name | ボタンのサブタイトル | ボタンの2行目に表示 |
③ | Button Type | Push Button:通常ボタン | ボタンの右下の表示:「Mode: PUSH」 |
2 Positions:トグルボタン | ボタンの右下の表示:「Mode: 2P」 | ||
④ | Button Shortcut | Macro Buttonの代わりに使用するショートカットキーを設定する場合には選択 Macro Buttonウィンドウがフォアグラウンドでなくても反応するので、他のソフトウェアではあまり使用していないショートカットキーを指定するのがよい | ボタンの3行目に表示 |
⑤ | XINPUT Enable | Joy Stickを使用する場合にチェックを入れる | チェックを入れると、ボタンの右上にJoy Stcikのマークが表示される |
⑥ | GamePad Button | Joy Stickのどのボタンを押下した時にこのMacro Buttonが押下されたことにするか選択 | ボタンの対応は後述 |
⑦ | M.I.D.I. Implementation | MIDI機器でこのMacro Buttonが押下されたことにする場合に設定する。 「Learn」にチェックを入れて、MIDI機器の該当ボタン等を操作すれば設定される | |
⑧ | Request For Initial State | Macro Buttonウィンドウが表示された初期状態で実行するRemote APIコマンド | VoiceMeeterのUser Manualの「Voicemeeter Remote Requests」の節を参照(後述) |
⑨ | Request for Button ON / Trigger IN | ボタンが押下された時に実行するRemote APIコマンド ③ Button Typeが「2 Positions」の場合はボタンがオンになった時に実行される | |
⑩ | Request for Button OFF / Trigger OUT | ボタンが押下されて離れる時に実行するRemote APIコマンド ③ Button Typeが「2 Positions」の場合はボタンがオフになった時に実行される |
詳細は、各User Manual 参照のこと。
VoiceMeeter Bananaの場合:
例:
Strip(0).mute=1; // MUTE ON the first HARDWARE INPUT(strip) of Voicemeeter Strip(0).mute=0; // UNMUTE the first HARDWARE INPUT(strip) of Voicemeeter Strip(0).mute +=1; // Change the current state of the Mute button of the the first HARDWARE INPUT(strip) Bus(0).mono=1; // Set the first BUS, i.e. A1, in Mono mode Bus(0).gain=-10.0; // setthe first BUS, i.e. A1, Slider of Gain to -10.0 dB Strip(0).gain=+6.0; // set the first HARDWARE INPUT(Strip) Slider Gain to +6.0 dB Bus(0).gain +=3.0; // Add 3 dB to current strip Slider Gain to the fisrt HARDWARE INPUT Strip(0).gain -=3; // Remove 3 dB to current Strip Slider Gain to the fisrt HARDWARE INPUT Strip(0).FadeTo= (-10.0, 500); // set the slider of the first HARDWARE INPUT(strip) to -10 dB in 500ms Strip(0).FadeTo= (-20.0, 2000); // set the slider of the first HARDWARE INPUT(strip) to -10 dB in 2 seconds Bus(0).FadeTo= (0.0, 1500); // set the first bus, i.e. A1, slider to 0 dB in 1.5 seconds Wait(2000); // sleep 2 seconds
1つのMacro Buttonに複数行のRequestを記載してもよい(行末に「;」(セミコロン)を忘れずに)
また、Windows OSにプログラム実行させたり、キー押下イベントを発生させたりできる。詳細はUser Manualの「System Functions (to send command to Windows):」を参照。
Bluetooth接続のちっちゃなJoy Stickです。2000~3000円ぐらいで入手できます。
任天堂 Switchなどが主用途ですが、Windows/Android/iOSでも利用可能です。PC、Mac、iPadでお絵描きソフトを使う方には、左手デバイスとして少し注目されてるようです。
これを使う場合、Bluetoothが搭載されていないデスクトップPCでは、USB接続のBluetoothアダプタが必要です。
8BitDo社 Zero 2には、対向のOSの種類や、Joy Stickモードかキーボードモードかによって、設定・Bluetoothペアリングの方法が異なります。今回は、Windows(X-input)モードで使用します。
電源ON:スタートボタンを押す 電源OFF:スタートボタンを3 秒間押し続ける 強制OFF:スタートボタンを8 秒間押し続ける ◆Windows(X-input) 1. 「X+start」を同時に1 回押す 2. ゲームハンドルが起動し、コントローラーの青ランプが2 回点滅 する(点滅スピードは速い) 3. コントローラーの「select」ボタンを3 秒間長押しする 4. ペアリング可能状態になり ランプが点滅し続ける 5. Windows のBluetooth デバイスを開き、 「8BitdoZero2 gamepad」を検索して接続する 6. ペアリングが完了すると、青いランプが点灯 ※一度Windows に登録されると、以降はコントローラーのスタートボタ ンを押すだけで接続できます。
Joy Stickの各キー名と⑥ GamePad Button名の対応について、8BitDo社 Zero 2の場合は、下図のボタンのみ利用可能に見える。
VoiceMeeterのMacro Buttonに割り付けられなかった、Joy Stickのボタンは、JoyToKeyというWindows用の常駐ソフトを使用すると、キー入力(キーボードショートカット入力)に使用できる。Joy StickからのXINPUT信号は、VoiceMeeterとJoyToKeyの両方で同時に受け取れるようである。
ただし、キーボードショートカットは操作対象のソフトウェアのウィンドウをマウスでフォアグラウンドにしてから、Joy Stickのボタン押下が必要になるため、操作性はイマイチ。
JoyToKeyの設定画面:
Joy Stick上で押下したボタンが黄色表示になるので、設定しやすい。